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伝説のディスクシステム

1 a legend of disksystem


伝説の改造・開発ツール

世界初の改造スーパーマリオ
トンカチマリオ

壁抜けマリオという新しい提案




ハングするのが当たり前
   理不尽で不親切!テストプレーが不充分だったのか?それともこれが面白いとでも・・・?
  単にスーパーマリオ1で遊んでいただけの初心者にとっては、トンカチエディターを使いこなしてゲームを解析・改造するのはあまりに敷居が高いですが、取りあえずこの「トンカチマリオ」で遊ぶことができるので、とても親切といえます。が・・・その内容は超難解且つ、理不尽で不親切(すぐハングしたり、面の途中で死ぬと復帰不能になったり、正に素人が作ったような面データ)でした。例を挙げると、1−3では面の後半で死ぬ、ポールを超える、前に進むリフトでゴールする。いずれの場合も嵌ってしまい、リセットを押して、最初から始めるしかありません。その他にも、ジャンプ台に挟まって動けなくなる、各面のゴールポールの前に連続出現キャラのキャンセルコマンドを使っていないので(スーパーマリオブラザーズオリジナルマップ作成講座参照)、キャラクターオーバー状態でポールを出現させると、やはりゴールした時にフリーズしてしまいます。後述する付録のヒントを読んでも解りますが、作者はプレーヤーにリセットを押させることを恐れていないようです。


    裏技マリオのオンパレード
  この「トンカチマリオ」は、様々な壁抜けを中心とした裏技を使わないとクリアできない作品でした。 現在の改造マリオでは当たり前になっている、ツタ・丸キャラによる壁抜け、透明ブロックによる壁抜け、パワーアップキャラによる壁抜け、ジャンプ台を使った壁抜け等はこの作品で初めて提示されたものです。また、原作で使われていない「生きているキノコ」や「マルキャラ」も登場します。このマップ構成は、スーパープレイヤーに対する挑戦であると同時に、「スーパーマリオの裏技は、原作のマップ構成で実現できる範囲にとどまらず、無限の可能性を秘めている」という暗示を与えるものでした。その後も改造マリオ界では様々な裏技が発見されましたが、この「トンカチマリオ」の影響は否定できないでしょう。私もこの作品の影響を受け、オリジナル面を作る過程で様々な面白い裏技を発見しました。そして、その裏技を誰でも簡単に再現できるようなマップを作るのが、「スーパー真理ブラザーズ」のひとつのテーマになっています。この作品が無ければ、これほどの裏技を発見し、「スーパー真理ブラザーズ」に活かす事はできなかったかもしれません。

スタート直後に裏技



スーパーマリブラザーズ
    各ユーザーが作る改造マリオのベースソフトとして
  この「トンカチマリオ」は、各ユーザーが作る改造マリオのベースソフトという側面も併せ持っていました。原本のスーパーマリオ1は、各ルームのマップ・敵データの開始位置の指定方法が複雑で(マップ・敵データそれぞれの水中・地上・地下・地獄面でのコマンドアドレスヘッダが全て異なる)、各ルームのマップ・敵データの長さを変えたり、ルームの数を増やすためには、大変な労力を要します(トンカチの作者は、これをプロテクトのつもりで作ったのではないかとしています)。一方、「トンカチマリオ」はこの指定方法を簡略化し(コマンドアドレスヘッダは全て0であり、データの位置も認識しやすい)、さらに最大64ルーム作成できるように改造されていました。その為、原本をベースにするより、この「トンカチマリオ」をベースに面データを入れ替えた方が、はるかに楽で且つ自由度の高いマップが作成できました(と言ってもトンカチで作る以上、大変な労力を要しますが・・・)。当時のトンカチユーザーでスーパーマリオのオリジナル面を作っていた人のほとんどは、この「トンカチマリオ」をベースにしていたと思われます。私の作成した「スーパー真理ブラザーズ」もこのトンカチマリオがベースとなっています。


    「トンカチマリオ」の歴史的評価と伝説
  この「トンカチマリオ」の評価は人により様々であると思います。しかし、いずれにせよマニア達にとっては、衝撃の問題作であった事は間違いありません。同時に世界初の改造スーパーマリオとして、その後の改造マリオ文化に多大な影響を与え続けました。これからもこの「トンカチマリオ」は、その「怪しさ」も手伝って伝説として語り継がれていくでしょう・・・



付 録

(トンカチニュース Vol.1に掲載された「トンカチマリオ」のヒントより転載)

 1−1  取れない筈の1upキノコは簡単に取る方法がある。
 1−2  1upキノコは2つ取れるしポールを飛び越すと?
 ワープエリアえの入口は難しいし、1チャンスしかない。
 1−3  あるポイントで死ぬと残り何匹でも死んでしまう。
 リセットを押すしかないわなもある。
 1−4  落下リフトを使った沼地、
 地中にある土管に入らなければ1−5へと回り道させられる。
 2−1  ここは全ての敵キャラと隠れブロック顔見せ面だから簡単。
 だけど油断すると最後のジャンプ台がルームランナーに?
 2−2  水中面。体が大きなままでは通れそうもない隙間だけど、
 じつは大きなまま通れる方法がある。裏技を使え。
 2−3  同じマップを水中操作と地上操作の2回、
 1回目は土管に入ったが2回目は?
 2−4  壁抜け技3種を試される。
 3−1  使い方によっては20up出来るキャラがあるんだが分かるかな?
 3−2  え?  ドンキーコング?
 3−3  これはいきなり難しい。
 丸キャラの使い方が分からなければ
 3−4  来たくなければ3−3から4−1へ行って下さい。
 4−1  1up出来ます。がんばれば2upできます。ヒントは[前を走る]
 4−2  ワープへの入口あるけど分かるかな?
 ヒントは[2−4の壁抜け技]
 4−3  難しい
 4−4  あれ? 普通の4−4と同じようだけど?
 5−1  土管への入り方が分からない。
 謎を解かないと始めに戻ってしまう。
 5−2  キラー渡りの面だけど・・・

 (注)・・・誤字と思える部分も忠実にそのまま転載しています。
 5−3  5−2と同じようだけど・・・・・・
 この辺から訳が分からなくなってきた。
 5−4  ここまで来る根性があればこんな面は・・・・・・
 6−1  下の土管に入らなければ。
 ヒントは[−1面への行きかたは2つあった]
 6−2  地中にはまったままハンバープロス3匹
 6−3  遠く離れた向こう岸。ジャンプ台はあるけど?
 6−4  おや? マリオ2かな?
 7−1  見なれた風景だけど?
 7−2  ここまで来ればひと息ついて、次の面を解く鍵がある。
 7−3  高くてジャンプしても届かないんだけど?
 7−4  さあ、1upキノコが3ヶ所出る。
 ある手順を踏めば壁抜けが出来るんだが、
 それが分かるかな?
 ヒントは[ファイヤーフラワーの方がやりやすい]
 8−1  1面からクッパだ。
 スターを取ってファイヤーマリオのまま2面に
 8−2  水中クッパだ。
 最初からAボタン連射しないと、いきなり死ぬ。
 8−3  体の大きなまま土管にたどりつけるかな?
 土管に入ると似た面3つの内どれかだ。注意して。
 5−1の壁を思い出して。最後はクッパが出る。
 8−4  4つの部屋がある。最初の面では大きなままクリアしよう。
 そうすれば2つめの部屋で階段を使った無限upが出来る。
 小さなままでも無限upは出来る。それが必要な程難しい。
 ここはループ面だ。入らなければならない土管に
 しかるべき方法で入らなければ次に行けない。
 最後の部屋には最後のすり抜け技の謎が待っている。
 うろうろしていると時間が足りないぞ。
 ヒントは[隠しブロック]だ。



付 録 2


トンカチマリオ各面の解説(工事中)





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