○だまり教の駅すぱーと


 関西電車賃節約の裏技集




<1>地下鉄運賃の一部を阪急の土日回数券の割引率で乗車する。



(例)土曜・日曜・祝日に大阪市営地下鉄の天王寺駅から天神橋筋六丁目経由で阪急電鉄淡路駅に出る時

1.普通に乗車券を購入

 天王寺-天神橋筋六丁目 270円
 天神橋筋六丁目-淡路  150円 計420円

2.地下鉄は回数カード、阪急は土・日回数券を使用

 天王寺-天神橋筋六丁目 270円×30/33=245.5円
 天神橋筋六丁目-淡路  150円×10/14=107.1円 計352.6円 (これは普通)

3.地下鉄は1区特別回数券で乗車し、淡路で残額を220円の阪急土・日回数券で精算

 天王寺から1区間    200円×10/12=166.7円
 地下鉄の残額+
 天神橋筋六丁目-淡路  220円×10/14=157.1円 計323.8円 (さらに約30円お得!)

 ●解説
 1999年4月現在、地下鉄から天神橋筋六丁目経由で阪急電鉄に出て、阪急の降車駅で残額を精算機で精算する場合、地下鉄分の残額も一緒に阪急の回数券で精算できるという不具合?が有り、それを利用した技。阪急の昼間回数券でも可能であるが、上記の例では350円となりほとんど変わらない。実際の両会社の売上計算はどうなっているのでしょうか?




<2>地下鉄梅田乗り換えシステムを最大限に活用する



 ●はじめに---地下鉄梅田乗り換えシステムとは

 地下鉄御堂筋線梅田駅と谷町線東梅田駅と四ツ橋線西梅田駅、これらの3駅は改札を通らないと乗り換え出来ないが、これらの3駅を同じ駅とみなして、一枚のキップで乗り換えられるようにしたシステム。実際のキップの購入方法や精算方法、精算機の使い方などは、キップや回数券の種類により異なり、ここで説明すると長くなるので省略します。知りたい方は梅田駅で駅係員に聞いてください。


 このシステムの正統?な使い方は

例えば天満橋から江坂に行く場合、

天満橋(谷町線)谷町4丁目(中央線)本町(御堂筋線)江坂

ではあまりに時間がかかるため、
天満橋(谷町線)東梅田−梅田(御堂筋線)江坂
というようにこのシステムを利用する。

しかし、梅田での乗り換え時間には制限がなく(東京の営団は確か30分以内だったと思う)、当日なら有効なので、一旦改札を出れるのをいい事に梅田で用事をする事ができます。このおいしいシステムを利用して・・・

(例)京阪沿線から梅田に用事がある時

1.普通ならば

 京橋乗り換え 京橋(大阪環状線)大阪(往復)160円×2=320円
 
 天満橋乗り換え 天満橋(谷町線)東梅田(往復)200円×2=400円
 
 淀屋橋乗り換え 淀屋橋(御堂筋線)梅田(往復)200円×2=400円
 
 と駅すぱーとなら表示される処だろう(え、出ないって? 知るか!)  
 

2.しかし当教団の駅すぱーとでは

 往路 天満橋乗り換え 天満橋(谷町線)東梅田
  ***梅田乗り換えシステム利用***
 復路 梅田(御堂筋線)淀屋橋 淀屋橋乗り換え 230円

となる。もちろん回数券を使用すればもっと安くなる。


しかし、当教団の駅すぱーとはこの程度では終わらない。

(例)京阪沿線から梅田と難波に用事がある時

1.普通ならば

 京橋乗り換え 京橋(大阪環状線)大阪 160円
 
 梅田(御堂筋線)難波 230円
 
 難波(御堂筋線)淀屋橋 淀屋橋乗り換え 200円 計590円  
 

2.しかし当教団の駅すぱーとでは

 天満橋乗り換え 天満橋(谷町線)東梅田
  ***梅田乗り換えシステム利用***
 梅田(御堂筋線)難波 230円 !!!

 難波(御堂筋線)淀屋橋 淀屋橋乗り換え 200円 計430円
 
となる。ここで!!!がついている理由は、通常天満橋−難波は、  

天満橋(谷町線)谷町9丁目(千日前線)難波

のほうが最短距離で早く、通常梅田経由なんかで行くやつはいない。しかし、これまでも認めてしまう、大阪市交通局の寛大さに感謝して、どんどん安く利用しようではないか。  
 

 ●ここで梅田乗り換えシステムが認められないケースを私が知っている限り紹介しよう。

1.出札駅と同一駅に入札しようとした場合

 例えば、梅田駅で出札した乗り換え切符を梅田駅の改札に入れても自動改札は受け付けない。この場合は東梅田か西梅田から入札しなくてはならない。

2.不自然入札

 例えば御堂筋線淀屋橋駅から乗車して谷町線東梅田駅で乗り換え処理をして出札し、梅田駅に入札しようとしても自動改札は受け付けない。

3.あまりにも不自然な遠回り経路

 例えば御堂筋線淀屋橋駅から梅田駅で出札し、谷町線東梅田駅から入札して御堂筋線心斎橋で出札しようとしても、料金不足で改札は通らず、別途東梅田−心斎橋間 230円を精算機で追加しなければならない。

 ●おわりに・・・

 ここで、システム上どこまでが自然でどこまでが不自然なのか、興味がつきない問題である。しかし、全部を私ひとりが調べるのは不可能なので、チャレンジャーな読者のレポートに期待することにしよう。特に近鉄沿線でも結構使用できると思われるので・・・

 ●ついでにディープなお話

 実はこのシステムを利用して、地下鉄から阪急沿線を往復する場合のとんでもない裏技が存在する。しかし、これはあまりにダーティーな技であり、またフェアライドシステムを欺く痛快な技でもあるわけだが、ホームページ閉鎖にもつながりかねないので発表しません。気になる読者は方法を考えてみて下さい。




<3>地下鉄スーパー迂回通勤定期



 あまり知られていないと思われる便利な通勤定期の買い方をひとつ。


 通勤定期はどんな不自然な経路であろうと、乗り換え2回までならOKである。

 例えば、なかもづ(御堂筋線)梅田-東梅田(谷町線)谷町6丁目(鶴見緑地線)門真南なんてのも可能。 この場合の1か月定期料金は11,880円だが多くの駅で降車できることになり、乗り越し料金を払うよりお得になる事が多い。 もちろん全線定期1か月15,900円より安い。


 ●私の知っている限りの乗り換え2回まででも購入できない経路


1.同じ線を2回使用

 例えば、

なかもづ(御堂筋線)天王寺(谷町線)東梅田-梅田(御堂筋線)江坂

は購入できない。


2.同じ駅を2回通過

 例えば、

なかもづ(御堂筋線)梅田-東梅田(谷町線)八尾南

は購入できない。(天王寺を2回通るから)





 この技を利用した結果については、自己責任にてお願い致します。