ランパーのページ





ランパートとは?





 ゲームシステム

  ゲームジャンルで言えば、シューティングパズルシュミレーションゲームとでも申しますか・・・
  ひと言で言えば、日本人には作れそうにない発想のゲームである。戦争であるのに、約束事のように、一定時間が過ぎると砲撃が休止になったり、城壁で囲んで陣地を広げたり・・・ 既存のゲームシステムが固定観念としてあれば、このような発想は不可能であるとまで思える。何故か、不可思議な世界観を形成している、独特な雰囲気を持った作品に仕上がっている。


 私のランパートへの思い入れ

  アーケード版ランパートは私が愛して止まないゲームのひとつである。その理由のひとつ を挙げるなら、ランパートは人生を彷彿とさせるからだ。100%攻撃でも駄目、100%守備でも駄目。一番大切なのは今を生き延びる事であるが、今を生き残る為に100%の労力を割いていたのでは、どんどんと追いつめられ、いつか必ず敗れてしまう。70%は現在の為に努力し、残りの30%は3ターン後にさらに有利になるように、10ターン後には勝利を得られるように、そのために費やさなくてはならない。   これは現在の私の人生哲学に似ている。明日の飯の種は一番大切であるが、同時に3年後、さらには10年後、もっと楽に暮らせるように、同時に準備しなければならない。30%は常に3年後、10年後の目標をしっかりと頭に描き、行動しなくてはならない。成功には時間がかかる。いきなり1日で得られるものではない。大切なのはその時々の過程を確実に踏んで成長していく事。アーケード版ランパート、特に最終面はこの過程を確実に踏んでゆく事が非常に重要で、残りの30%はゲームが進むにつれて、やるべき事がどんどん変化して行くのである。








 ランパートの歴史

  タイトル画面には「1990 ATARI GAMES CORPORATION」となっているが、元々はアタリ社がアメリカで発売したゲームで、翌年に日本語版を作り日本で発売された。 ゲーメスト1991年7月号によると、日本でのアーケード版は1991年4月26日にナムコより発売されたとの事。116ページにカラーの紹介記事が1ページ掲載されているが、攻略記事までには至っていない。この号の特集は、「ストリートファイターU」、「パロディウスだ!」など、華のあるゲームが目立ち、ランパートはあまりに地味である印象を拭えない。次の号では記事すら無い。しかし一方で、家庭用ゲーム機には、MSX、メガドライブ、ファミコン、ゲームボーイなどに移植されており、マイナーなゲームという訳でも無い。
  他方、アメリカではかつてランパートトーナメントが各地で開催される程盛り上がり、現在でもプレイステーション3で4人同時オンライン対戦ができるそうです。日本での発売予定は無いそうで、たいへん羨ましく感じます。


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