わだぐしとぷよとの関わり





1.お茶!

 はじめてぷよを見たのは、ゲームセンター版ぷよぷよ1だった。漫才デモばっかり強調されていて、「よっぽど内容に自信の無いゲームなんだな」と思い、2、3か月ほどお金を入れなかったような気がする。

2.緑茶!

 ぷよぷよ通が発売される頃には、すっかり気に入ってしまい、メガドライブ2は通のために買った。しかし通発売当時、関西のゲームセンターでの対戦は不可能に近かった。発売時に設置された対戦台も、2週間も経つと消えゆく運命にあった。

3.むぎ茶!

 そして、間もなく「第1回全日本ぷよマスターズ大会」が開催された。会場は大混乱の挙げ句、大幅に開始時間が遅れた。にも関わらず、寝坊で遅刻した私は大会エントリーに間に合わず、ゲーメストの人の横で観戦していた。そしてマスターは高橋健太郎さんに決定。対戦すらほとんどした事の無い私にとっては、雲の上の舞台に見えた。

4.プアール茶!

 東京に出張した時、ふと秋葉原に寄ると、ハイテクランドセガで通の対戦が盛んに行われていた。女の子でも、15連鎖なんかして...はっきり言って羨ましかった。

5.はとむぎ茶!

 なぜか東京に転勤するチャンスが訪れ、立候補した。これで大勢の人とぷよができる...その後、土日は秋葉原に通う日が続いた。

6.玄米茶!

 秋葉原で初めて1勝したのは、1.5か月後だったか..まあ、ファイナルラップの時は3か月かかったのだから、上出来、上出来。当時の秋葉原の常連は、私にとっては雲の上の存在で有り、そのうち誰がどれぐらい強いなんて、解らないぐらい差があった。しかし、その中でも一際輝いて見える人がいた。それは、後にぷよマスターとなるO島さんだった。対O島さんとは、結局100回位対戦して、3勝しか出来なかったと思う。

7.さんけん茶!

 対戦が行われている場所は秋葉原しか知らなかった私は、ここが日本一と思いこみ、当然現在日本で一番強いのは、O島さんと思いこんでいた。そして、第2回全日本ぷよマスターズ大会が迫って来た。ふとベーマガーの大会要綱を見ていると、信じられない事が書いて有った。「ナイスミドル大会..30才以上??!!」思わずその場で優勝宣言をしてしまった。

8.ウーロン茶!

 そして、第2回全日本ぷよマスターズ大会当日。ナイスミドル大会決勝戦の直前にも、2万人の観衆の前で優勝宣言した私は、予定通りマスターになった。まさか、高橋さんの次にマスターとして壇上に上がるのが私になろうとは...1年前は想像すらできなかった。インタビューの内容も2か月以上前から考えていた。そして、本戦...「ファイアー! アイスストーム! ダイアキュート!」と横で叫ぶ、5才の内藤君に圧倒され、1回戦負け。しかし、マスターはO島さんに輝き、秋葉原にとってはメデタシ、メデタシの結果になった。

9.ジャスミン茶!

   その後も対戦のために秋葉原に通っていたが、依然、常連の人達との実力差は歴然とていた。次第にここに通う事により、自分が本当にレベルアップしているか、疑問を感じるようになって来た。その頃、うまい具合に横浜に対戦台が出来たと聞き、行ってみる事にした。すると、結構私でも勝てたので、「丁度いいレベル...」と思い、通う事になった。

10.紅茶!

 横浜アイランドでの対戦は本当に楽しかった。閉店まで、ぷよる事もしばしばだった。しかし、ここのレベルが私に合っていると感じられたのも、秋口までだった。それは、もちろん三須君(現名人)の存在の為だった。一番最初に対戦したのは、7月ぐらいだったと思う。確かに強かったが、当時はそれほどとは思わなかった。しかし秋頃になると、急に強くなった気がする。その頃から、ナミキの常連達がアイランドに来るようになり、「三須君恐るべし..」という風評が伝わった。

11.にんじん茶!

 第3回全日本ぷよマスターズ大会がやってきた。いくら強いといっても、やはり当時三須君は無名だった。アイランドでは絶対本命とされていながらも、全国的には田中初代名人などが、圧倒的本命などとされていた。そして本戦、三須君は唯一この世で苦手としている、そして友人でもある、千葉君にベスト8で当たり敗退。マスターは千葉君で、キングには、教祖様が輝いた。で、私はというと、ナイスミドル大会決勝で敗退。しかし、当日の状況だと、これが精一杯だった。

12.はぶ茶!

 三須君が負けたとは言え、同じアイランドの千葉君が勝った事で、2回連続で私の通っているゲームセンターからマスターを出した事になる。しかし、東京での本業は不振を極め、ついには「大阪に戻って来い状態」になった。これはまずいと思った。当時の関西へ行くことは、関東ではぷよ人生の終焉とまで思われていた程である。そのぐらい、関西ではぷよが行われていないと思われていたし、実際そうであった。

13.どくだみ茶!

 前年の年末N&T大会に出席した時から、関西への足ががりはつけているつもりだった。それでも、せいぜい公認大会が年に2回ぐらい(ばよツアを除いて)のぷよにとっては地方と言える地域で、ぷよを本気でやってゆく事はもう無いだろう...ぐらいにしか考えていなかった。

14.煎茶!

 しかし、奇跡?は起きるので有る。その後の関西でのぷよの発展ぶりは言うまでもなく、今現在全国でぷよが一番盛んなのは、大阪を中心とする関西地区で有る。これはひとえに私が関西に転勤になってがんばった成果である(笑)...と言う事にしておこう。

15.抹茶!

 また、関西での発展ぶりとは裏腹に、親元である株式会社コンパイルが経営危機に立たされ、和議申請するという事態に陥った年でもあった。その影響で第3回全日本ぷよマスターズ大会は中止になり、代わりにミニミニマスターズ大会が、東京ゲームショーブース内で開かれる事になった。そこで、一般予選を捨てて、無理矢理ナイスミドル大会を開いてもらい、昨年の雪辱を果たす事ができた。しかし、もらったものはぷよまんバッヂ1個。状況的に仕方がないとは言え、年々注目度が下がるナイスミドル大会の明日は如何に...???





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更新日 98/12/25